リネン素材のお取り扱いについて

2021年2月9日
リネンは正しいケアで長〜く使えます!

天然素材のリネンは、扱い方に少々コツが必要です。しかし、そのコツさえつかめば、とても便利なツールとして生活を楽しくしてくれます。今回は、リトアニアから届くリネン製品を展開する「Lino e Lina」のリネンを長く使っていただくために必要なケアをご紹介します。

お洗濯について

お洗濯についての画像洗濯機で手軽にお洗濯いただけます。長く使いたいウェアやストールなどは、洗濯ネットをご使用の上、40度以下の水かぬるま湯で、おしゃれ着洗い用の洗剤でお洗濯するのがおすすめです。

なお、漂白剤や蛍光増泊剤は、変色および生地を傷める原因となりますのでお控えください。

濃い色の商品などは、単独でのお洗濯をお願いいたします。

※洗濯方法は製品により異なるため、洗濯表示を必ずご確認ください。


干し方・しまい方について

干し方しまい方についての画像脱水は短めに。形を整えてシワを伸ばして干すと、その後のアイロンがけがスムーズです。

日焼けによる色褪せを防ぐために陰干ししてください。リネンは速乾性に優れているので、風通しの良いところに干せばあっという間に乾きます。

また、保管に適しているのは、乾燥していて涼しいところです。リネンは水分を吸ったり吐いたりする繊維なので、通気性の良くないポリ袋などに長期間密閉するのは避けてください。


アイロンがけについて

アイロンがけについての画像光沢感のあるパリッとしたリネンがお好みの場合、アイロンがけをしていただき、自然な風合いやシワ感がお好みの場合は、そのままでもお使いいただけます。

アイロンをかける際は、半乾きの状態でかけるとリネン特有の張りと光沢感のある仕上がりになります。ただし、アイロンがけは色むらの原因にもなりますので、当て布をしていただき、中温程度でかけていただくことをおすすめいたします。


色の濃淡について

色の濃淡についての画像天然素材の麻は、生産したときの天候、日照時間、収穫時期によって色が若干違います。

特に、フラックス色の生地は、漂白や脱色、染色をまったくしていない自然本来のナチュラルな色味を大事にしたものなので、同じ商品でも濃淡の違いが出てきます。


色落ちについて

色落ちについての画像天然繊維を染色している性質上、濃い色の商品などは、色落ち・移染の可能性がございます。はじめの数回は必ず単独でのお洗濯をお願いいたします。

長時間の浸水(濡れたままの状態)は色落ちや移染の原因となりますのでお避けください。お洗濯の方法を確認して生地と付き合うことが、色を長く保つ秘訣です。

また、直射日光に弱く色褪せしやすいため、陰干しください。


ネップについて

ネップについての画像繊維が絡み合ってできた糸の節が生地の表面に出たものをネップといいます。

天然素材ならではの、生地の個性です。ダマ状やスジ状だったりするのですが、目立つ場合は、縫い針など先のとがったものを使って生地の裏側に押し込むと目立たなくなります。